HOJI-CHAN’s diary

自己学習の備忘録

CVAについて

<参考>「XVA モデルの理論と実務」土屋修(https://store.kinzai.jp/public/item/book/B/12889/


CVAとは、カウンターパーティーがデフォルトした時、そのエクスポージャーに対し損失するリスク。

実際にはネッティングセットで考える(ポートフォリオ全体で考える)ため、ポートフォリオ全体で計算する必要がある。計算負荷が高いといわれている理由の一つである。

そのため、1つの取引Aに対するCVAを計算したかったら、「(ポートフォリオのCVA)-(取引Aを除くポートフォリオのCVA)」を計算する必要がある。

通常のプライシングの際には個々の商品にフィットするように、カリブレーションを行うが、ポートフォリオの最大満期に合わせて、一番影響の大きい商品に合わせてカリブレーションを行うなどの工夫が必要である。

パス生成の際に、すべての商品の利払い日に合わせてグリッドを生成するのは負荷がかかるため、代表的なグリッドで生成しておいてstub調整(グリッドの補間)をするのかなと思います。(どちらにしても大変そう。。)